装具へのこだわり
装具自体も材質、柔軟性・形・大きさ・内側の弯曲部分へ当たるパッドの有無、また装具を固定し締め付けの度合いを調整するベルトの位置、角度・本数・型採りから始め製作方法の違いがありました。
当院では、装着時間は入浴や運動時以外は必ず装着することが望ましく、長時間の着用になることから装着者が苦痛に感じないこと、また特に成長期は身長自体の変化も早く、また改善が進めば装具と身体に空間ができ合わなくなるため随時補正が可能なこと、さらには外見上レントゲン上からも改善が確認できる装具が適切であると判断し大塚整体指導装具を使用しています。
装具の違いによる改善比較
大塚整体指導装具と他社装具との比較
下の画像は、大塚整体指導装具が完成後に記録したNMさん(左)と、他社で作製後に来院されましたUMさん(右)の比較です。
ともに腰椎の左側弯で角度の差に違いはありますが、右は装具装着時のほうが明らかに上半身が左に傾いているのに対し、左は装具を装着した姿勢が良くなっているのが分かります。
改善度ではレントゲン上から、右はCobb角21度から17度と4度の改善に対し、左は38.6度から7.9度と30.7度改善しました。
レントゲン上からの改善比較
下の画像は、レントゲン上から大塚整体指導装具と他社装具の装着、非装着時の比較です。
特にNMさんは、装具完成時と第1回目の補正時の非装着、装着の角度を比較すると、Cobb角の差が30.7度から14.9度でしたが、非装着時を比較すると12.1度改善されているのが確認できました。